北野武監督(ビートたけし=63)がフランス政府から、芸術勲章の最高章コマンドール章を受章することが9日、分かった。同日、フランス文化省が発表し、ミッテラン文化相が授与することになった。

 フランスの勲章は5等級に分かれ、芸術や文化に貢献した人に贈られる芸術勲章は、司令官の意味を持つコマンドール章を最高位とし、オフィシエ章、シュバリエ章と続く。北野監督は99年にシュバリエ章を受章しており、2等級上がったことになる。

 北野監督はフランスをはじめヨーロッパでの人気が高く、あらためて証明されたことになった。

 また、11日から3カ月間、パリの現代美術館ジョルジュ・ポンピドー芸術文化センターで、北野作品の上映会が行われるほか、カルティエ現代美術財団では美術作品の展覧会が予定されている。同財団で会見した北野監督は「大人も子供もフフフと笑えるような作品。日本に特有の場の雰囲気をつくりたかった」。叙勲については、授与式後に述べるとした。

 北野作品は99年「菊次郎の夏」がカンヌ映画祭のコンペティション部門に出品されたほか、同映画祭には、大島渚監督「戦場のメリークリスマス」で俳優としても参加している。