「来日していない最後の大物」と言われる米女優ジュリア・ロバーツ(42)が8月についに初来日することが22日、分かった。主演映画「食べて、祈って、恋をして」(ライアン・マーフィー監督、9月17日公開)のPRのためで、都内で会見、プレミアイベントなどを行う予定。あまりにも来日がかなわないため「日本嫌い」といううわさもあったが、観光や食事も楽しみにしているという。

 20年前に「プリティ・ウーマン」が大ヒットして以来、日本の映画会社は、作品が公開されるたびに、ロバーツに来日オファーしてきたが、私生活でトラブルがあったり、映画賞を受賞したことで多忙になったりと、タイミングが合わず、実現しなかった。

 しかし、新作「食べて-」で来日が決まった。8月18日に都内で会見し、19日にはプレミアイベントに出席する。配給のソニー・ピクチャーズエンタテインメント関係者は「まだ半信半疑。今まで彼女の作品で何度もオファーしてきましたが、毎回だめだった。今回もだめだろうと思っていた。日本に来るジュリアを見られるなんて、映画にかかわってきてよかった」と話した。

 「日本嫌い」も、あくまでもうわさだった。同社映画部門の佐野哲章日本代表がメキシコでロバーツに対面したところ、観光や食事も楽しみにしていることが分かった。ジュリアは「神戸ビーフを食べたい」と、うれしそうに話したという。ロバーツは会見、取材などを終えた後も数日間滞在し、日本を満喫するという。

 来日が決まったのは、複数の要素がある。キャリアのある女性ジャーナリストが、自分探しのために世界中を旅をする原作小説にほれ込んだことや、長年の親友である俳優ブラッド・ピットがプロデューサーをしていること、双子を含めた3人の子育てが落ち着いたこと、などだ。また、内面の葛藤(かっとう)を描く物語の内容が、日本女性の共感を得られるのではという、製作側の思いもあったようだ。

 同作の原作は40カ国以上で翻訳された、作家エリザベス・ギルバート氏の自伝的小説。イタリア、インド、インドネシアなどで撮影され、先日ペネロペ・クルスと結婚したハビエル・バルデムらが共演している。