13年に死去した歌手の大滝詠一さんへ敬意を込めたライブ「A Tribute to EIICHI OHTAKI」が9日、東京・有明SGCホールで開催され、ユニット「NIAGARA TRIANGLE」の盟友・杉真理(72)やウルフルズのトータス松本(59)シンガー・ソングライター藤井フミヤ(63)ら豪華ゲストが登場した。
歌手も観客も、日本のポップス史に残る名匠が残した1つ1つの楽曲に思いをはせた。オープニングは大滝のアーカイブ歌声による「君は天然色」でスタート。懐かしの歌声で会場を包み込んだ。続いて登場した杉は「『NIAGARA』に大滝さんが誘ってくださった。めっちゃうれしかったです」と恩人への感謝の思いを込めながら「ハートじかけのオレンジ」を歌唱した。
フミヤは「恋するカレン」のイントロとともに登場。情熱的な歌声に乗せて歌唱すると、大滝さんとの思い出を語った。2010年頃に一緒にお酒を飲んだことがあるといい「『大滝さん曲書いてくださいよ』っていってお願いしたんですけど、うまくごまかされた…」とアピールが実らなかったことを思い出して苦笑い。さらに「印象的な話で、(大滝さんは)『毎日車に乗るけど行き先を決めないんだよ』と。最初の交差点をどっちに曲がるか決めないで、適当に曲がって目的を決めないで着いたところで楽しむ、と。ほぼ毎日」と独特なエピソード回想。「やっぱり変わった人だなと思いました(笑い)」としのびつつ、「冬のリヴィエラ」を歌い上げた。
“教え子”も駆けつけた。ミニアルバム「Ring-a-Bell」で大滝さんのプロデュースを受けた、渡辺満里奈(56)も参戦。ピンクのチュールドレスで登場し、恩師が生んだ「うれしい予感」「あなただけI LOVE YOU」を披露した。「私が大滝さんを素晴らしいと思ったのは『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』というアルバムを聴いて、その時の衝撃たるや。音楽ってこんなに素晴らしいんだなと」と述懐。「デビュー40年目にして、こんなに大きいご褒美をいただけるとは」と感無量だった。
ほか、男女デュオのハンバート ハンバートや、稲垣潤一(72)伊藤銀次(75)、進行役を佐野史郎(71)が務めた。



