ミック・ジャガー(72)の元妻ジェリー・ホール(59)と、メディア王ルパート・マードック氏(84)の新たなロマンスが話題になっている。元スーパーモデルのホールがビリオネアのマードック氏と交際をスタートしたのは今年9月のことで、マードック氏のめいらの紹介で知り合ったようだ。

 2人は先月末、ロンドンで開かれたラグビー・ワールドカップを一緒に観戦し、交際を公のものとした。2人は試合観戦中もラブラブだったようで、英デーリーメール紙などが、マードック氏がホールの頬にキスしている写真もキャッチしている。

 オーストラリア出身のマードック氏は複合メディア企業ニューズ・コーポレーションを所有し、米FOXテレビの創設者としても知られる。ゴシップ大衆紙を世に広めた人物としても知られ、15年現在の純資産は124億ドル(約1兆4880億円)。

 3度離婚しており、最初の妻はメルボルン出身の客室乗務員、2番目の妻はグラスゴー出身のジャーナリスト。そして3番目の妻は、中国系ビジネスウーマンだったウェンディ・デン元夫人。99年、68歳の時に当時30歳のデン元夫人と結婚したが、元夫人がトニー・ブレア英元首相と不倫していたことが原因で13年に離婚した。この離婚で深い傷を負ったといわれている同氏に、これまでのところ、浮いた話は聞かれていない。

 ホールは、90年から99年まで結婚していたジャガーとの間に4人の子供をもうけている。女好きで知られるジャガーの一連の浮気がもとで離婚しているが、エンターテインメント業界では、ジャガーとは16年も前に別れたとはいえ、ホールはまだジャガーを深く愛しており、誰とも再婚しなかったのもそのためだと広く信じられているようだ。

 ホールは2カ月前の英テレグラフ紙のインタビューで、「再婚はいいアイデアね。でも、結婚する必要はないし、ただ一緒にいるだけでもすてきだわ。ミックと別れてから、相応しい相手にめぐり会えていないの。もちろん、ミックをまだ愛してるわ。彼を愛さないなんて、どうやってできるの? 」と語っていた。

 ジャガーと別れた後、ホールが最初に交際したのはマイクロソフト社の共同創業者でビリオネアのポール・アレン氏(62)だった。ホールがこれまで真剣に交際した相手のほとんどはミリオネアだっただけに、マードック氏との交際も驚くべきことではないのかもしれない。

 映画プロデューサーのジョージ・ワウド氏や科学者のアーマンド・リロイ氏など、若くてハンサムな男性たちとも交際しているが、ジャガーもそうだったように、カリスマ性にあふれた男性、芸術に造詣の深い文化人、社交界の自分の仲間にも紹介できるような相手が好みでもあるようだ。

 25歳の年齢差が気になるホールとマードック氏だが、同氏はビジネス同様、プライベートでもまだまだ血気盛んといわれている。情報筋はデーリーメール紙に、「彼は今、とてもハッピーだし、彼女も彼を笑わせている」と語っており、今のところ交際は順調のようだ。「身を固めるとしたら、愛情深くて優しい人が最高ね」と語っていたホールにとって、マードック氏が安らぎを与えてくれる相手であることを願いたいものだ。

【鹿目直子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「SPY!CELEBRITY」)