所属事務所社長との離婚騒動の渦中にあるタレントの杏野はるな(26)が23日、自身のフェイスブックを更新。騒動を謝罪するとともに、結婚・離婚に至った経緯を説明した。

 芸能事務所エッグコアの小林栄介社長が昨年12月25日、杏野とのツーショット写真とともに結婚していることをフェイスブックで公表。しかしこの時点で小林社長と杏野の関係はこじれていたようで、小林氏は「今後私と妻がどうなっていくのかは私もわかりません」「今後妻が望むならば『離婚』という選択も受け入れます」などとし、今年1月30日には「先日 妻との離婚が正式に成立いたしました」と報告していた。

 また、小林氏は杏野が連載等の仕事を放棄して行方をくらませ、音信不通であることなどを明かし、さらに杏野が昨年8月頃よりオカルトに興味を持ち始めてから様子が変わり始めたとし、「それが今も心配でならない。そういう事って、自分は洗脳されていない、っていう人ほどされているから。心配なんだ」などと不穏な様子をつづっていた。

 杏野はまず今回の騒動により仕事を休んだことについて、「東京に上京してから今まで、お仕事に対する誠意は一切変わらず活動しておりましたが、意に反して私が対処できない状況にまで私生活が追い込まれてしまい、公的機関を介して解決を図った結果、お仕事の休止をせざるを得ない所まで来てしまいました」と説明。

 また、離婚については1月19日に成立したことを明かしたが、「しかしながら離婚は成立したものの、残念ながら社長の行動により私への誤解がエスカレートしておりまして、間違った根拠のない誤解が生まれつつある事を憂慮し、この状態に至るまでの経緯を書かせていただきます」と、両者の間で誤解が生じているとした。

 結婚に関しては、小林社長から執拗に迫られ、そのストレスが限界に達して婚姻届に判を押してしまったという。「平成22年7月のことです。この時、私は両親に結婚することを伝える精神的な余裕もありませんでした。社長には念のため数回ほど『お仕事上の金銭関係で結婚しただけで、解決したら離婚してほしい』とは伝えたものの、言葉だけでは何の効力もありませんでした」と事情を明かした。

 事務所の経営が悪化していたこともあり、「結婚後は、会社の建て直しに全力を注ぎまして税金の滞納金を減らし、差し押さえを解除してもらうために私の貯金を使うこともありました」と杏野。金銭面での解決に目処が立ったため離婚を考えたという。

 タレントとしての活動を重視する杏野は、小林社長の家庭や会社に対する考え方や方針が異なることから離婚を懇願。「結果は『離婚するなら芸能界から追放する。離婚するなら当然だ』との返事でした。私もかなり悩みましたが、愛情もなく精神的に参っていましたので芸能界をやめるから離婚して欲しいと伝えました」という。しかし結局、小林社長から引退および離婚は拒まれ、「私は身に危険を感じ、そのまま地元の警察署に逃げ込みました。それが自分の出来る行動の限界でした」と振り返った。

 小林氏は杏野がオカルトに興味を持ち始めたとして不安をのぞかせていたが、杏野は「今は、自分と向き合う時間をとれた事で冷静に物事を考えられるようになってきましたが、長年にわたる明らかにおかしい言動、力尽くの行為、洗脳に近い行動を思い出すと現在でもとても恐怖を感じます」と激白。「如何なる理由があったとしても結婚をしてしまった事、社長の考えに結果的に同意するかたちになりファンの皆さまにご迷惑やご心配をおかけしました事は、たとえ厳しい環境であったとしても、適切な判断と行動をする勇気が足りなかった私の責任でもあります。ファンの皆様、関係者の皆さまには多大ご迷惑をおかけしまして本当に申し訳ございませんでした」とつづっている。