高橋ジョージ(56)に離婚と親権を求めて係争中の三船美佳(32)12日、都内で映画「ゴーン・ガール」のデジタル配信イベントに出席した。

 この日は黒のワンピースで、脚を露出したセクシーな姿。終始笑顔だったが、離婚裁判の詳細は語らなかった。

 同作は、幸せな結婚生活を送っていたが、妻が突然姿を消し、夫が憔悴(しょうすい)しながら探すサスペンスで、映画の登場人物は日記をつけていた。三船側が離婚原因として主張するモラルハラスメント(精神的な暴力や嫌がらせ)の証明には長期的な日記などが具体的証拠が必要になるが、自身も日記をつけているか問われると、「お答えできない部分があります」。高橋は「人を介してでも(三船と)話し合いたい」などと必死で対話を求めているが、話し合いの意思についても「裁判が始まっているので、すみませんが、話せないです」と口をつぐんだ。

 高橋の主張については、三船側の代理人を務める若旅一夫弁護士が、日刊スポーツの取材に、離婚調停前「何度も(離婚について)話し合ったが、(高橋に)彼女の意思や主張、状況が理解してもらえず、裁判に任せるしかなかった」と反論している。その経緯もあってか、三船は、映画で登場するおしどり夫婦が別れることについて、意味深に語った。

 「夫婦だけでなく人間関係で一番大事なのは尊重する心だと思う。自分がどうしたいというのは、自分目線でしかない。だからこそ相手の気持ちになって、相手がどうすればいいのかなと心掛けていれば、この夫婦みたいにはならなかったんじゃないかな」

 その上で、映画の内容にちなみ自身の修復は可能か聞かれ「何をもって修復かわからないですけど、娘の両親として、娘との関係性をベストな状況に決めること、皆さんに迷惑かけたくない気持ちが一番です」。裁判で望む結末については「ハッピーエンドにしたい」と言った。

 13年12月から母喜多川美佳(66)と長女と大阪に移り、別居していることについては「母は私のことを尊重してくれて、1歩引いた形でそばにいてくれる。娘と静かに生活できるように母と心掛けている」。高橋との結婚生活は幸せだったか聞かれ「もちろんです」と笑った。