俳優梅沢富美男(64)が29日、東京・日本橋の福徳神社で、東京・三越劇場公演「梅沢富美男 春に舞う!!」(来月22日初日)の大入り祈願を女形に扮(ふん)して行った。

 芝居「瞼の母」、歌謡ステージ、女形バラエティーショーの3部構成。「瞼の母」は念願の作品という。「おふくろ(娘歌舞伎出身の竹沢龍千代)も『いつかやってね』と言っていたので念願がやっとかなった」と話した。

 最近はバラエティー番組出演が多い。「変態ジジイみたいに言われているので、きれいなところを少しは見せておかないと」と笑わせ、「もうちょっときれいなのを見たい人は舞台で見てね」とアピールした。

 ゲスト出演する竜小太郎(40)も参加した。「僕が認めた役者です。年齢と経験は、自分が1歩前に出ているけど、追いつめられている」と笑顔で「女形の後継者」を紹介した。

 昨年は夫人に「こってり絞られた」という。「夫婦でもめるのは1つしかないでしょ。でも今は大丈夫。熟年離婚は100%ない。モラハラ? それは現代の人の話。うちなんていつもセクハラ、パワハラで…。女形でこんなにしゃべったのは初めてだよ」と豪快に笑った。

 公演は同28日まで。昼夜2公演で14ステージを実施する。