シンガー・ソングライター山下達郎(62)が、26日放送のTOKYO FM「山下達郎サンデー・ソングブック」(日曜午後2時)で、13年12月に亡くなった大滝詠一さん(享年65)への思いを語った。

 山下は1975年(昭50)4月25日に、大貫妙子(61)らと組んだバンド「シュガー・ベイブ」のアルバム「SONGS」を、大滝さんが主宰する「ナイアガラレーベル」からリリースしてデビューした。それから40周年を迎えた前日25日、7月8日に「SONGS」の最新リマスター盤「SONGS-40th Anniversary Edition-」を発売すると発表していた。

 山下は番組の中盤で、「SONGS」が「ナイアガラレーベル」第1弾作品であることを触れた上で、大滝さんへの思いを交え「SONGS-40th Anniversary Edition-」を紹介した。

 「40周年を迎えまして(『SONGS』は)山下達郎の音楽活動の原点でもございます。大滝詠一さんは亡くなられて、いらっしゃらないんですけど、代わって「-Anniversary Edition」の発売が決定しました。(中略)今、計画を練っておる最中でございます。ブックレットも充実したものにして、大滝さんに喜んでいただけるような、そう言う形にしたいと思います」

 この日の番組は収録で、レギュラー企画「棚からひとつかみ」の特別バージョン「山下達郎デビュー40周年突入で棚からひとつかみ」を放送した。全曲、自身の曲を流す企画は、1176回目の放送で初めて。「自分の番組だから、当たり前だろうとおっしゃるかも知れませんが、ほとんどない。5年刻みで、シングル曲をやる、こういう自分史のプログラムは生まれて初めてであります。何となく照れくさい感じもしますが」と、うれし恥ずかし混じりの思いを吐露した。