FIFAワールドカップ(W杯)史上初となる北中米大会の決勝戦で行われた音楽界のスーパースターたちが集結したハーフタイムショーをめぐり、歌手マドンナ(67)とジャスティン・ビーバー(32)が舞台裏で衝突していたと英デイリー・メール紙が報じた。
2人とも「脇役」に甘んじているような気分で終わりたくないと考えており、対立が生まれた背景について、演出に対する考え方の違いを関係者は指摘している。
現地時間19日に米ニュージャージー州にあるメットライフ・スタジアムで行われたスペイン対アルゼンチンによる決勝戦では、米プロフットボールリーグ(NFL)の王者決定戦「スーパーボウル」で恒例となっているハーフタイムショーをほうふつとさせる華やかなエンターテイメントショーが行われ、マドンナやビーバーのほか、韓国の人気グループBTSやW杯の公式ソング「DaiDai」を歌うコロンビア出身のシャキーラが登場。世界的なスーパースターによる夢の共演で会場を盛り上げた。
ブラジルのレジェンド選手ロナウドとロナウジーニョを従えてトップバッターで登場したマドンナは、ポップの女王にふさわしい壮大な演出で「Music」を披露。対するビーバーは、アコースティックギターを手に昨年リリースしたアルバム「Swag II」の収録曲「Everything Hallelujah」を熱唱し、歌で観客を魅了した。対照的なパフォーマンスを見せた2人だったが、「アプローチの違いが舞台裏で深刻な緊張関係を生んでいた」と情報筋が同紙に語った。
ビーバーにとって今ステージは自身の音楽に再び注目を集める機会であることから楽曲の良さを損なうようなパフォーマンスを避けたいとの思いがあり、複雑にしすぎず、不要なリスクを犯さず、あくまで音楽が主役のステージに徹したいと考えていたという。一方のマドンナは、ハーフタイムショーのような大規模なステージは「何年も語り継がれるような演出が必要」だと信じており、「無難」よりも「忘れられない」ものであるべきだとの考えを持っていたという。
マドンナはビーバーを尊重し、ショーの大成功を願っていたものの、誰かに主役の座を奪われるつもりは毛頭なく、「ジャスティン・ショー」になってしまうことだけは許さず、もしビーバーが無難な方向に進めようとしていると感じれば遠慮なく異議を唱えるはずだし、これまでも実際にそうしてきたと、緊迫した2人の関係を明かしている。(千歳香奈子)



