歌手忌野清志郎さん(享年58)の七回忌の2日、東京・渋谷公会堂で毎年恒例の「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー」の特別ライブが行われた。

 RCサクセションの元ギター仲井戸麗市(64)が率いるバンドに、細野晴臣(67)、Char(59)トータス松本(48)や奥田民生(49)らが次々に登場。

 今年の目玉は、仲井戸から「やっと来てくれました。みんなも待っていたんじゃないかな。清志郎がきっと喜んでいると思います。ミスター井上陽水」と紹介された初出演の井上陽水(66)だった。

 アコースティックギターで、73年の日本初のミリオンアルバム「氷の世界」に収録の清志郎さんとの共作「帰れない2人」と、40年以上前の「なぜか今でも頭に浮かぶメロディー」とフォーク時代のRCサクセションの「忙しすぎたから」を披露した。

 また、出演者全員での「雨あがりの夜空に」では笑顔でコーラスに参加。

 最後に演奏を止める役割を任されると、照れながらも舞台中央で、今まで見せたことのないジャンプで締めて、旧友に思いを捧げていた。