女優栗山千明(30)が30日、東京・新宿の新宿ピカデリーで行われた主演映画「種まく旅人 くにうみの郷」(篠原哲雄監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 淡路島を舞台に、たまねぎや近海で捕れるのりなど第1次産業に従事する若者たちと、栗山演じる農水省の官僚との交流を描いた作品。たまねぎ農家の青年を演じた桐谷健太(35)は「たまねぎをずっと食べて、毎日楽しかった。すいません、楽しんでしまって」とにやけ顔で撮影を振り返った。すると三浦貴大(29)は「味が付いているのりのおつまみはあるけど、普通ののりをつまみにできる。野菜を食べているシャキシャキ感って…のりの話しかしてないなあ」と笑顔。栗山も「たまねぎの焼酎があったんです」と目を輝かせた。

 ところが、出演者の食べ物トークが済むと、篠原監督が「実は牛丼がオススメ。東京だとチェーン店でというイメージがあるけど、淡路牛に、たまねぎをガンガン入れるんです。映画で出せなくてすみませんでした」と、隠れた名物料理を明かした。監督だけがロケハンした際に食べていたといい、栗山は「知らなかった」と絶句。桐谷も「何で言ってくれなかったんだろう…」と悲しげに肩を落としていた。