妻へのモラハラとも受け取れる発言がテレビで放送されたタレント栗田貫一(57)の妻、女優大沢さやか(41)が、9日発売の婦人公論で、「夫・栗田貫一は、『暴君』ではありません」と告白している。

 「離婚秒読みなどとも噂されていますが、今まで私たち夫婦の間で、『離婚』という言葉が出てきたことはありません。主人も番組の反響にはやはりショックを受けていたようです」

 今年3月9日、TBS系バラエティー番組「私の何がイケないの?」で、栗田が大沢を「おまえ」と呼び、「殺していい?」「死んでくれる?」などの暴言を吐く姿がオンエアされた。結果、共演者らをドン引きさせたほか、ネット上でも栗田への批判が噴出する騒動になった。特に女性からのバッシングが多かったが、その後、栗田自身はイベント時の取材対応で「関係ねえよ。世の中半分男なんだから、男の味方でいればいい」。さらに「(大沢と)愛し合ってますから、大丈夫」と反論していた。

 約3カ月を経て、大沢が初めて同誌で心境を語り、栗田との円満ぶりを強調している。自身が16歳年下の「年の差婚」だったことを示した上で、「主人は、それまでの私のまわりにいた男性とは明らかに異なるタイプで、自分の道を自分で切り拓いてきたたくましさがありました。実家でぬくぬくと生きてきた私にとって、自分にはない強さがとても魅力的だった」と説明。新婚当初、米の研ぎ方を教わったこと、髪形を変えたり、新しい服を着たりすると、栗田が気付いて「似合うね」などと、褒めてくれていることなどを明かしている。

 「おまえ」と呼ばれて、「抵抗した時期があった」としているが、「『おまえ』には蔑みの意味合いがまったくない」ため、近ごろでは気にならなくなったという。結論としては「夫婦のコミュニケーションは、2人の間で成立していればそれでよし、なのではないでしょうか」としている。

 大沢は04年、栗田と結婚し、09年に第1子を出産している。