宝塚歌劇団の宙組「王家に捧ぐ歌-オペラ『アイーダ』より-」新人公演が23日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、桜木みなとが2作連続2回目の新人公演主演を務めた。

 桜木は新人公演最終の7年目。フィナーレでは新人の長としてあいさつ。「このメンバーをまとめ、引っ張っていけるか、不安でしたが、皆さんの支えがあって『長の(95)期(生)』を務められました」と、安心したように笑った。

 桜木は、星組の礼真琴(れい・まこと)、花組の柚香光(ゆずか・れい)、娘役では宙組トップ娘役の実咲凜音(みさき・りおん)ら、既に各組の重要ポストを任され「黄金世代」と呼ばれる95期。桜木自身も、秋には、バウホール公演「相続人の肖像」で、新人の枠を飛び出して同ホール初主演が決まっている。

 まずは、新人公演主演の舞台を成功させ、桜木は「本公演のけいこから悩み、課題に向き合い、今日の本番で感じられたものを東京(新人公演)では、もっともっと出せるように精進したい」と誓った。

 また、ヒロインのアイーダは配属約3カ月、2年目の星風まどかが演じた。東京宝塚劇場の新人公演は8月13日。