俳優の窪塚愛流(20)が30日、都内で蒔田彩珠(21)とのダブル主演映画「ハピネス」(篠原哲雄監督、5月17日公開)完成披露試写会に出席した。

窪塚は今作で映画初主演。19歳当時に撮影した1本で「当時の自分の全てをそそぎこんだ作品。当時は、どういういう人に見てもらいたいとか何も考えられなくて。自分の役よりも由茉(蒔田)のことを考える時間がありました。それを経て人を思いやる、ということが本当にすてきだなとあらためて実感しました」と、全身全霊で向き合った撮影期間を振り返った。

自身を追い込んだあまり、苦い体験をしたことも告白。「自分の家で金縛りにあって。目を開けたらキッチンに女の人の影がいたんです」と会場を驚かせた。「その後おはらいしました。それくらい自分の出せる物を出しきった映画なので見てほしいです」と説得力を持ってアピールした。

「ハピネス」は作家・嶽本野ばら氏の同名小説の実写化作品。余命一週間を宣告された高校生の由茉(蒔田)と、彼女との残り少ない時間で幸せな日々を作り上げることに協力する雪夫(窪塚)のラブストーリー。