俳優阿部サダヲ(45)が25日、大阪市内で、宝塚歌劇で実際に使用されている「大階段」に現役のタカラジェンヌとともに立ち「ものすごい、びっくりした」と興奮した。

 この日は、阪急電鉄や宝塚歌劇団など阪急東宝グループの創業者である小林一三氏の生涯を描いたNHKドラマ「経世済民の男 小林一三」(NHK総合=前編9月5日、後編9月12日、ともに午後9時)のエンドロール場面などを収録。宝塚歌劇が全国ツアーや地方公演などで使う「大階段」をセットとして設け、現役生と階段下りを体験した。

 「なんか、すごい…セットが…」と阿部。本拠地・宝塚大劇場の“本物”でこそないものの、ツアーなどで実際にタカラジェンヌが使う威圧感たっぷりの大階段にびっくり。

 「本当に宝塚の方たちと、ここでエンディングを迎えられるのは、うれしいし、ドキドキ。宝塚の人に囲まれて舞台に上がる男って、見たことないですからね」とテンションは上がりっぱなしだった。

 NHKによると、劇団担当者も「男の人が大階段に立つことは、まずないですよね」と言い、収録を見守っていたという。