米大ヒットSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作の第一弾の公開から30年を記念し、英ロンドンで先週開催されたロンドン・フィルム&コミック・コンに、マーティ役のマイケル・J・フォックス、ドク役のクリストファー・ロイド、ロレイン役のリー・トンプソンの3人が顔をそろえた。

 パネルディスカッションでは、撮影秘話や当時の思い出なども披露され、集まった大勢のファンを喜ばせた。今年は1985年の第一作目の公開から節目の30年に当たるだけでなく、劇中でフォックス扮するマーティが訪れた未来がまさに2015年と言う記念すべき年。30周年記念特別ブルーレイ・ボックスが発売される他、マーティが未来の世界に降り立った10月21日には米ロサンゼルスでイベントが開催され、一夜限定で3部作が劇場公開されることも決まっている。イベントには3人の他、マーティの恋人ジェニファー役のクローディア・ウェルズ、校長役のジェームズ・トールカン、マーティの兄役のマーク・マクルーアら懐かしい顔ぶれが25年ぶりに勢ぞろい。往年のファンたちは、多いに盛り上がったようだ。

 自動車型タイムマシーン、デロリアンに乗って時空移動する高校生マーティが主人公の「バック・トゥ・ザ・フュチャー」は、第一作目が公開されるやいなや、世界的に大ヒット。89年には2作目、翌90年には3作目が公開され、マーティを演じたフォックスは一躍ハリウッドのトップスターとなった。(ロサンゼルス=千歳香奈子)