2009年に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんの元妻で、エルビス・プレスリーの娘で歌手でもあるリサ・マリー・プレスリー(47)が、米俳優トム・クルーズ(53)が愛娘スリちゃん(9)と一緒に過ごせるよう手助けをしていると報じられた。

 クルーズが信仰する新興宗教サイエントロジーの元信者で、自らは12年に脱退したプレスリーは、「離婚した場合は元家族とは縁を切る」という教団の掟のためにクルーズは娘と会えずにいると非難。クルーズが12年に離婚した女優ケイティ・ホームズとの間の愛娘と会えるよに、教団が秘密にしている闇を暴露すると脅していると、米ナショナル・エンクワイアラー誌が伝えている。

 クルーズは今年4月にスリちゃんと1年以上会っていないと報じられたが、その理由は教団がホームズとスリちゃんを危険人物と認定し、一切関わらないように洗脳しているからだとプレスリーは語っている。

 クルーズは熱心なサイエントロジー信者として知られ、それがホームズや2番目の妻だった女優ニコール・キッドマンとの離婚原因だと言われている。教団の広告塔的存在であるクルーズは、過去にも様々な洗脳を受けていると伝えられていた。

 一方、幼い頃から薬物やアルコール三昧の生活をしていたプレスリーは18歳でサイエントロジーに入信して落ち着いた生活を送るようになったと言うが、3年前に洗脳から目覚めて脱退している。

 4人の子供の母であるプレスリーは、スリちゃんが父親と過ごす時間を持たせてあげたいと願っているようだ。ハリウッドでは他にも俳優ジョン・トラボルタ夫妻ら熱心な信者がたくさんいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)