24日に胆管がんで亡くなった川島なお美さん(享年54)の夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(49)が26日、都内の自宅前で川島さんの最期の様子について語った。「目を見開いて『ハアッ』と魂を吐き出すような感じで本当に力強かった」。苦しむことはなく眠るように息を引き取ったという。最期の言葉は「ごめんね」だったことも明かした。

 前日23日午後11時ごろに吐血したという。ベッド周りに吐血時の準備を整えていたが間に合わず、同氏が「ごめん、ごめん」と言うと、川島さんは「ごめんね、ごめんね」と応じたという。「汚してしまったことに対して言ったんだと思いますが、そのうちに意識がなくなってしまった」。「ごめんね」にいろんな意味を感じているようだった。

 自宅にはこの日も弔問客が訪れた。同氏は「女房には僕よりも長い付き合いの人がいっぱいいる。いろんな話を聞いてうれしい気持ちがありますが、これで良かったのかなあと思うこともあります」と複雑な心境をのぞかせていた。