演歌歌手松前ひろ子(65)と三山ひろし(35)の師弟コンビが22日、都内でディナーショーを行った。毎年、「いい夫婦の日」に行っている恒例行事だが、昨年までと違うのは、三山の新曲「お岩木山」が日本レコード大賞の優秀作品賞に初選出されたこと。同曲は近年の演歌では異例の10万枚突破という大ヒットで、三山は名実ともに人気歌手の仲間入りを果たした。この日、三山は3段の腕前を持つけん玉も披露。「演歌とけん玉は相通じる。1つの壁を越えると、また次の壁が出てくる。それの繰り返しなんです」。

 28歳での遅咲きデビューから、苦労人の弟子の成長を見つめてきた松前は「三山君が売れれば売れるほど、親のような気持ちでうれしい」と目を潤ませた。師弟が二人三脚で追いかける最大目標が年末のNHK紅白歌合戦出場だ。歌手発表は26日に予定されている。