歌手でタレントの中川翔子(30)が30日、多臓器不全のため亡くなった漫画家の水木しげるさん(享年93)をしのんだ。

 「とても、悲しいです」とブログに書き出した中川。過去に水木さんと対談した時のことを振り返り、「寝る時間は黄金の時間!寝てる時間にアイデアも浮かぶし寿命がのびる!というお言葉を頂き、それから自分の生き方考え方を改めました」と金言を授かったことを明かした。

 また、2008年にアニメ化された「墓場鬼太郎」(フジテレビ系)では寝子役の声優を務め、「墓場鬼太郎で寝子を演じさせていただけたこと、宝物です」とつづった。

 「物心つくかつかないかの幼少の頃、父から、これを読まなきゃ大人になれないぞ、とゲゲゲの鬼太郎を全巻渡されたのがとても衝撃でした。アニメも、墓場鬼太郎や悪魔くんも大好きでした。のんのんばぁとオレやラバウルでの壮絶な体験や昭和を描いた漫画はどれも、教訓になる素晴らしい作品たち」と水木作品への思いをつづった中川。「水木しげる先生の漫画にはたくさんの、教訓になる素晴らしい言葉がある わたしも父からゲゲゲの鬼太郎を渡されたように子孫にまで読ませ続けたい」と、その作品を後世に伝えていくとした。