気になる静岡県テレビ局のアナウンサーを紹介する連載「静岡アナ 気になリスト」。静岡第一テレビの杉岡沙絵子アナ(25)の登場です。広島県で生まれ育った入社3年目。素顔は、生粋のカープ女子でした。

 -広島県で生まれ育ったんですね

 大学まで広島です。宮島の対岸、廿日市(はつかいち)市出身で廿日市高卒。「ミスター赤ヘル」山本浩二さんの後輩です。もちろん、広島カープのファンで、ずっと大好きです。

 -今、カープ女子がすごく増えてますね

 うれしいですね~。静岡にも「静岡カープ会」があるんですよ。静岡市葵区呉服町のビールバー「ビールのヨコタ」に集まって、よくテレビ観戦しています。決起集会もあるし、シーズン終了時に反省会もあるし。入社前、広島の知人から「静岡カープ会を紹介してあげるよ」って言われ、ひょっこり1人で行きました。まさか静岡でカープの応援ができるとは。

 -球場での観戦は

 しています。仕事のシフトが金曜日に出るので、(広島の)日程と照らし合わせて「ここ行ける」って。でも、今年はあまり行けなくて、神宮2回、ナゴヤドーム1回。5月に浜松で開催された中日戦も行きました。広島に帰ったら、2軍の試合も見に行きます。

 -マツダスタジアムで働いていたとか

 大学時代の09年、カープのホームランガールでした。選手がホームランを打った時にぬいぐるみを持って行くとか、セレモニーがあれば花束を持って行くお手伝いです。

 -当時はロングヘアだったようですね

 胸の下までありました。でも、大学3年の時、ひょっこり行った美容院で「短い方がいいんじゃない?」て言われて、じゃあって。

 -似合ってます

 ありがとうございます。中身と外見が一致したって言われます。長い時、おとなしそうに見えたようで。

 -カープは、前田健太、黒田博樹投手の動向が注目されていましたね。ドキドキしたのでは

 はい。マエケンさんのメジャー移籍は確定ですね。エースが抜けて寂しくて不安ですが、将来、黒田さんのようにカープに帰って来てくれることを信じています。黒田さんのことも気が気じゃなかったですが、現役続行ということでうれしくて仕方ないです。あと7勝の日米200勝も達成してほしいですが、男気あふれるピッチングを来季も見られるのが、ものすごく楽しみです。今季は都合がつかず、登板試合を球場で観戦できていないので、来季こそは生で見たいですね。思えば、カープの練習場は地元の廿日市にあって、高2の時、メジャー移籍する黒田さんにカバンにサインを書いていただきました。私が「いつか帰ってきてください」と言うと、笑顔を返してくれたのを思い出します。

 -ところで、カープ女子でありながら、「カーブ女子」でもあるとか

 はい。硬球で変化球を投げられます。え~とカーブ、スライダー、そうですねスプリット、フォーク、チェンジアップ(笑い)。

 -普通の女子じゃないですね

 バドミントンを小1から大学までやっていて、高1の新人戦は、広島県3位でした。野球の投げ方が、バドミントンと同じ動きなんですよ。で、投手をしていた幼なじみに「ちょっと変化球教えて」と聞いて。

 -本当に曲がるんですか…

 曲がります! 特にカーブはよく曲がります。左投げ左打ちです。

 -始球式の願望は

 やりたいです。憧れです。書いて下さい! アピールお願いします。カープの始球式できたら泣いちゃいます(笑い)。

 文字通り、広島の元気娘だった杉岡アナですが、どういう経緯で、静岡第一テレビにアナウンサーとして就職したのか。「その2」で紹介します。【柳田通斉、鈴木正章】(つづく)

 ◆杉岡沙絵子(すぎおか・さえこ)1990年(平2)11月10日、広島県出身。広島女学院大生活科学部管理栄養学科卒。13年に入社。担当番組は「D-sports SHIZUOKA」「◯ごと」「ごちそうカントリー」。家族は両親と兄(28)。血液型O。