音楽ユニット、電気グルーヴ初のドキュメンタリー映画「DENKI GROOVE THE MOVIE?-石野卓球とピエール瀧-」(大根仁監督)初日舞台あいさつが26日、東京・新宿バルト9で行われた。結成25周年を迎えた電気グルーヴだが、石野卓球(48)とピエール瀧(48)が2人そろって舞台あいさつをするのは、今回が初めてだという。

 石野は、ワインを入れたグラスを片手に登壇すると、飲みながらマシンガントークを展開。最前列に座った記者を見て「書くことが決まってるんだよ。(作品の)紹介があってさ、その後、破天荒なおしゃべりがあってとか…おち●ちんの話をいっぱいしたとか、書かないでしょ? 書いてくださいよ!! 舞台あいさつで初めて、お●ん●という単語が飛び出したとか!!」などと言いたい放題だった。

 石野は、司会の伊藤さとりが「テレビの方もいらっしゃるんで」と言うと「テレビ? そこ、流れないからいいよ別に。テレビ、出ねぇもん」と笑い飛ばした。ピエールから「出たいの、テレビに?」と聞かれると、「出たくないです。テレビに出てるヤツ、ダサくねぇ? 目立とう精神」と、テレビに出演しないポリシーを語った。

 ひとしきり語った後、石野は、俳優としても進境著しいピエールに「舞台あいさつって、こんな感じなの、いつも?」と聞き「全然、違う」と返されると苦笑いした。そして「これが多分、生涯で最後の舞台あいさつ」と言い切った。