AKB48の熱心なファンとしても知られる漫画家の小林よしのり氏(62)が、AKB卒業後は政界進出も一部でささやかれる高橋みなみ(24)について「政治家にはなってほしくない」と反対する気持ちを明かした。

 小林氏は27日に更新したブログで、高橋からサイン入りの「リーダー論」が送られてきたことを喜び、「『たかみな』は田原総一朗に任そうと思っていたのだが、本当はわしも大ファンなのである」と明かした。

 高橋について「大人に媚びるのではなく、配慮によって意識を通じ合わせる。精神年齢が高いのかもしれないが、少女たちだけでなく、大人をも守ってくれる母性を持っている。この本の中では『母でなく父の視点に立つ』と言っているが、なるほど少女たちにはリーダーとして『父の視点』を持っているのだろう」と評した。

 高橋のファンだと公言するジャーナリストの田原総一朗氏は、高橋に政界進出を勧める発言をしているが、小林氏は反対。高橋のリーダーとしての素養は高く評価しているものの、「政治家はつまり権力者だから、政策に異議があれば、わしは批判しなければならなくなる。高橋みなみは、ずっと伝説として語り継ぎたいものだ」と複雑な思いを明かした。