東京・歌舞伎座で2日、「團菊祭五月大歌舞伎」(26日まで)が初日を迎えた。

明治の名優、9代目市川團十郎と5代目尾上菊五郎をたたえる吉例興行。昼の部「毛抜」は、昨年亡くなった市川左團次さん追善演目で、主人公の粂寺弾正をつとめた長男男女蔵(56)について、尾上菊五郎(81)は「お父つぁんにだいぶ似てきましたね」と話している。同演目では市川團十郎が後見を務めた。昼の部はほか「鴛鴦襖恋睦」「幡随長兵衛」、夜の部は「伽羅先代萩」「四千両小判梅葉」。