高橋ジョージ(57)と離婚裁判中のタレント、三船美佳(33)との交際が一部で報じられた俳優神田正輝(65)は9日、大阪市内で、生放送出演後に三船とそろって会見し、ともに交際を完全否定した。

 神田は「笑えない。悪意を感じる」と激しい怒りの心情をストレートにぶつけ、三船は「正直言って、大迷惑です。書いた記者にちゃんと謝罪していただきたい」と呼びかけた。

 2人は、09年からABCテレビ「朝だ!生です旅サラダ」(土曜午前8時)で共演しており、この日もそろって生放送に出演。その後、会見した。

 終始、固い表情の神田は「1月1日、新年からあんな記事で、気分がいいわけない。すべて間違いです」。普段は明るく取材を盛り上げる神田だが、この日は「笑えない話ですよ。おもしろくしないなら(笑い話にしないなら)なんでもお話します」と繰り返した。

 一部で報じられた内容では、昨年12月、11月上旬に大阪市内で密会したとされているが、神田は「相談を受けてもいないし、2人で食事もない。美佳ちゃんと外で会ったこともない。(三船の)お母さんに会ったこともない」と、完全否定。報道内容には「すべてのことは間違い。まったくありません」と厳しい口調で続けた。

 神田は報道が発覚した1月1日は「山にいた」と言い「テレビでオレ(の名前)が? と。そこで知って、会社に電話して(内容を)聞いた。記事は6日に読んだ」と話した。

 詳細を確認し、怒りが再燃したようで「剣よりも強いペンを、こんな形で使われたら…。人には間違いはある。僕たちだって間違うし、でも間違ったら謝るもの。間違いました、それで終わりはないでしょう」と、誤報に対する謝罪を強く要求。現状は「あの会社は4カ月先(4月1日のエイプリルフール)をいっちゃったんだと思って、気を収めようとしているけど…」とも明かした。

 さらに、報道した社には「会社(事務所)がきっちり話をします。(法的)手段とかは分かりませんが、うちの会社に任せます」と話した。

 一方の三船は「今はこういう(裁判中)状況で、神田さんをはじめ、番組スタッフの方にも、見守っていただいているのに、こんな形になって心苦しい」。そんな三船に対し、神田が「美佳ちゃんが心苦しく思う必要はないよ」と、かばう場面もあった。

 その三船も、報道内容を「あまりにも理不尽。書いた方がかわいそうだなとも思う。誰かに書かされたのかもしれないけど、よくもまあ、こんなうそ八百作り上げたもんだなと…」と、半ばあきれたような表情も浮かべた。

 神田と同じく、報道社には「記者さんはちゃんと謝罪していただきたい。ちゃんとした形で訂正していただきたい」と求めたが、法的措置には「それは考えていない」とした。

 また、離婚裁判への影響には「違う問題なので、大丈夫だと思う」と話していた。