中井貴一(54)主演のWOWOW「連続ドラマW きんぴか」(2月13日スタート、土曜午後10時)の制作発表が27日、都内で行われた。

 浅田次郎の小説が原作で、中井がヤクザ、ユースケ・サンタマリア(44)が政治家秘書、ピエール瀧(48)が自衛官役で、男の筋を通すために悪の世界に入っていく。

 中井は「高倉健さんや菅原文太さんが演じてきた、ヤクザの世界が演じられることが少なくなってきた。それへの挑戦の意味も込めてやらせていただいた」と話した。

 ユースケは「WOWOWのドラマは、後で民放地上波で作品化されることが多い。『下町ロケット』はWOWOWじゃ三上博史さんだったのに、地上波じゃ阿部寛さんになっていた。この作品は2、3、映画化、4、5と続けてライフワークにしたいので、ぜひキャスティングを変えないで。僕の役をココリコ田中(直樹)さんにしないで」。

 ピエールは「僕の役は照英さんでお願いします」。中井は「この2人のキャスティングは、僕が熱望しましたけど失敗した(笑い)。でも、ぜひ見てください。地上波では多分、佐藤浩市、ココリコ田中、照英さんになるかもしれませんが、そちらもよろしく」とジョークをとばした。

 全5話。第1話無料放送。