日本テレビ上重聡アナウンサー(35)が、司会を務める情報番組「スッキリ!!」(月~金曜午前8時)を卒業した。あいさつのなかで、靴小売りチェーン「ABCマート」の元会長の男性から無利息で借りた1億7000万円を昨年9月に全額返済したことを報告した。

 25日放送の「スッキリ!!」をもって、プロレスラー真壁刀義、シンクロナイズドスイミング元日本代表の青木愛、経済評論家の上念司氏、そして上重アナらが番組を卒業した。エンディングでは、ひとりひとりが視聴者にあいさつし、そのなかで上重アナは、「『スッキリ!!』担当早々、私の個人的な問題で大変ご迷惑をおかけしました」と昨年4月に報じられた利益供与疑惑に自ら言及した。

 上重アナは「去年9月に全額返済し終わったんですが、最後まで番組の足を引っ張ってしまいました」と明かし、「精神的に辛い時期もあったんですが、加藤(浩次)さんはじめ共演者の皆さん、スタッフの皆さんに守っていただき、励ましていただきました。その感謝の気持ちをなるべく返したいと思ったんですが、それができず非常に心残りではあるんですが、『スッキリ!!』は素晴らしい番組です」と番組関係者への感謝を述べた。メーンMCの加藤浩次は、昨年3月末からタッグを組んできた上重アナの卒業に「これからだったんだけどな」と惜しんだ。なお28日からはお笑いコンビ、ハリセンボンの近藤春菜(33)がサブMCを担当する。

 上重アナは昨年4月、「ABCマート」の元会長の男性から無利息で1億7000万円を借りて、都内の高級マンションを購入したり、男性名義の高級外車を乗り回していることを週刊文春に報じられて、番組内で謝罪している。