昨年4月15日に肺がんで死去した俳優愛川欽也さん(享年80)の一周忌を迎えた15日、「愛川欽也メモリアルコンサート~ボクは、平和が一番大切だ~」が東京・中目黒のキンケロシアターで行われる。公演前、妻でタレントのうつみ宮土理(72)が取材に応じた。

 愛川さんが携わった映画やドラマのスタッフら関係者200人を招待。うつみを始め、親交があった太田裕美らがステージに立つ。うつみは「今日は節目の日です。キンキンが一番好きな場所はこのキンケロシアター。ここで思い出話をしていただいたりと、キンキンを主役の舞台にしていただく」とあいさつした。

 愛川さんが亡くなって1カ月後に会見を行った際はほおがこけてしまうほどやせたが、この日は血色も良く体調も戻った様子。「当時は食べることも忘れていましたね。精神状態も安定していなくて。今は毎日きちっと食べられるようになりました」と明かした。

 うつみ自身の今後についても言及。「今はまだ気持ちの整理がついていないので、仕事のことは考えていないです。マネジャーやスタッフが寂しいでしょうから、前向きに仕事をしていこうとは思っております。でも今のところは白紙です」とした。