NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の31日の平均視聴率が、23・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが6月1日わかった。

 前日30日は21・9%だった。この日で50回目。ついに初回から50回連続での20%超えという記録となった。前作で、シリーズを通しての平均視聴率で朝ドラの今世紀最高を記録した「あさが来た」でもなかった記録を「とと姉ちゃん」は更新し続けている。

 これまでの最高は、4月27日の24・6%。同26日の回が20・7%と自己最低タイだった。

 31日の回は、男性営業部員の頼みに応じて、山のような書類の整理と清書を翌日の午後4時までに行うことになった常子(高畑充希)。家にも仕事を持ち帰り、徹夜で仕上げた。あとは清書だけ。だが、タイピストの先輩早乙女朱美はタイプを貸してくれない。仕方なく手書きで清書した。

 なんとか午後4時に間に合わせ、営業部に持っていくと「そこに置いておいて。じゃまだから用が済んだら帰って」と言うだけ。

 女性社員を雑用係としてしかみていない、という早乙女の言葉がよみがえってくる常子であった、という回だった。

 常子が帰って来るまで夕食を食べずに待っていたという「森田屋」の面々の温かさがいい。