俳優速水もこみち(31)が29日、東京・赤坂氷川神社で開催された新行事食「夏越し(なごし)ごはん」説明会に出席した。

 「夏越しごはん」は、米穀安定供給支援機構が昨年より提唱している行事だ。1年の前半最終日の6月30日に行われる大祓の神事「夏越しの祓」に「夏越しごはん」を食べて、残り半年を新たな気持ちでスタートしようというのが趣旨だ。「夏越しの祓」は神社の鳥居の下や拝殿などに茅(ちがや)やわらで作った大きな輪を設け、宮司に続き参拝者がくぐる「茅の輪(ちのわ)くぐり」を行い、1年前半の罪や穢れをはらい、残り半年間の無病息災を祈る故事だ。

 和装で登場した速水はこの神事については、「申し訳ありませんが、知りませんでした」。自身の今年前半については、「おかげさまでドラマの仕事もいただき、料理番組も6年目に突入しました。作った料理も1300品を超えていました」と振り返った。

 夏越しごはんは「夏越しの祓」の伝承にならった雑穀米、茅の輪をイメージした緑と邪気祓いの赤が入ったかき揚げ、百邪を防ぐというショウガを使ったおろしだれが特徴。夏越しごはんを試食した速水は「おいしいです」とコメントした上で、「僕ならエビ、イカに大葉、ミョウガの千切りをトッピングしたかき揚げにして、お茶を用意したい。この時期なら氷を入れて冷やし茶漬けもあり。1つのどんぶりで3度楽しめますから!」とその場で考案したレシピを披露した。

 「(今年の)後半は常に新しいことに挑戦していきたい。それから30代になったので、健康面も気をつけたいですね。『夏越しごはん』が日本全国に根付くといいなと思います」と話した。