NHK大河ドラマ「真田丸」の25日放送回で武将の真田昌幸の最期が描かれ、同ドラマで語りを担当する有働由美子アナウンサー(47)は“昌幸ロス”におちいっていることを明かした。

 草刈正雄演じる昌幸は、同ドラマを盛り上げてきた人気キャラクター。それだけに、放送後にはツイッター上に悲しむファンの声が噴出した。

 有働アナは、翌朝放送の「あさイチ」の冒頭、普段通り前番組の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の“朝ドラ受け”をするところだったが、「昨日の真田昌幸様の死から立ち直ってないので……」とやや暗い表情を見せた。

 さらに昨夜の「真田丸」では藤岡弘、演じる本多忠勝、新井浩文演じる加藤清正も最期となったが、その死はナレーションによってのみ表現される、いわゆる“ナレ死”だった。

 有働アナは今年5月のブログで、「あさイチ宛のファックスメールに、『●●武将をナレ死させないで』という嘆願が届きます」と明かし、「なんか、私が殺ってるわけではない、あくまで三谷幸喜さんの作なのですが、嘆願などをいただくにつれ、申し訳ない気持ちが芽生え、罪悪感さえ生まれております。。台本をいただくと、誰かの死亡のくだりがないかを、まず探すようになってしまいました。職業病です。ま、でも、このナレ死、癖にもなってしまって、この武将の死はどう読もうかとわくわくしてくるあたり、自分が怖いです」とつづっていた。

 今回も大物武将をナレ死で葬った有働アナ。柳澤秀夫解説委員から「それ(昌幸)以外に2人ナレ死させてるじゃない」とツッコまれると、「たくさん亡くなられて……」と複雑な表情を見せた。