NHKは27日、高畑充希(24)がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜午前8時)に、エッセイスト阿川佐和子さん(62)が出演すると発表した。阿川さんが連続テレビ小説に出演するのは初めて。

 9月30日の放送で、主人公の常子(高畑)が日本出版文化賞を受賞し、その受賞後に出演するテレビ番組の司会者役で出演する。

 阿川さんは「突然のご依頼は、収録日の1週間前でした。何で私に? と思いつつ、気がついたら『はい』と快諾していました」とコメント。また「朝ドラに出られるなんて、ちょいと無視できない一大事件です」と出演を喜んだ。

 また、撮影を終え「私の出番はテレビトーク番組のシーンゆえ、セットそのものがテレビ局のスタジオ風景。誰が本物のカメラマンで、誰が照明係に扮(ふん)している役者さんか区別もつかず、おかしいやら緊張するやら」と戸惑った様子も紹介した。

 さらに「演出の方が若くて厳しい方で、こんな現場で10カ月毎日のようにドラマ作りにまい進しておられるヒロインの高畑さん始め、スタッフの皆様に脱帽で、ペコぺコしながら現場をあとにしましたが、さて私の出来栄えのほどは…。見るのが恐ろしい」と放送前の心境を明かした。