V6岡田准一(35)が14日、東京国際フォーラムで、主演映画「海賊とよばれた男」(山崎貴監督、12月10日公開)の完成披露レッドカーペット&舞台あいさつに出席した。吉岡秀隆(46)染谷将太(24)鈴木亮平(33)綾瀬はるか(31)堤真一(52)野間口徹(43)ピエール瀧(49)国村隼(60)小林薫(65)ら豪華俳優陣が集結した。

 岡田は舞台あいさつで「自信をもって、作品を届けることができると思っています」と作品の出来に満足した様子。しかし、舞台あいさつとしては異例の多さである約4200人もの観衆を前に緊張したのか、「外でレッドカープットを歩かせていただいて…」「みなさん、やしゃしく(優しく)…」と、珍しくカミカミ。「完成したよ、と報告できるのはうれしいけど、緊張の場でもあるんです」と弁明、笑いを誘った。

 13年に本屋大賞を受賞し、累計部数400万部を突破している百田尚樹氏の同名小説が原作。岡田主演、山崎監督、百田氏原作で、14年の邦画興収1位の大ヒットを記録した映画「永遠の0」チームが再結集した作品だ。岡田は、日本で石炭が主流の時代から石油業界に乗り込み「海賊」と恐れられた主人公・国岡鉄造を演じる。経営する「国岡商店」の仲間や家族を大切にしながら明治、大正、昭和と激動の時代を生き抜く姿を描いた、重厚な人間ドラマとなっている。

 岡田は綾瀬と夫婦を演じた。「今日久しぶりにお会いしたら『くにてつさん』と呼ばれたんです。現場では『鉄造さん』だったのに、略されちゃった」と“暴露”し綾瀬を赤面させた。

 吉岡も「現場で『リンスとコンディショナーの違い』を綾瀬さんに聞いたら、『リンスはあっさり、コンディショナーはこってり』と言っていて、おじさんたちは恋に落ちました」と綾瀬の天然キャラエピソードを相次いで披露し、会場を盛り上げた。【杉山理紗】