東映は20日、元取締役東京撮影所長の幸田清(こうだ・きよし)さんが老衰のため11日に亡くなったと発表した。94歳だった。通夜・告別式は、既に執り行われた。

幸田さんは1955年(昭30)に東映に入社し、72年に東京撮影所長と取締役に就任し、ともに84年まで在任した。主な企画作品は、舛田利雄監督の80年「二百三高地」、82年「大日本帝国」、83年「日本海大海戦 海ゆかば」がある。旧日本軍の乃木希典大将を軸に描いた「二百三高地」は、乃木希典役の仲代達矢さんが第23回ブルーリボン賞主演男優賞、児玉源太郎役の丹波哲郎さんが同助演男優賞と第4回日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を、それぞれ受賞した。

「大日本帝国」では丹波さんが東条英機を、「日本海大海戦 海ゆかば」では三船敏郎さんが東郷平八郎を、それぞれ演じた。