夫婦漫才コンビのかつみさゆりが「いい夫婦の日」の22日、大阪市内で映画「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」(12月1日公開)の特別試写会にゲストで登場した。

 映画は1940年代のニューヨークを舞台に“絶対音感”ならぬ“絶対オンチ”の女性(メリル・ストリープ)が、優しい夫(ヒュー・グラント)のサポートで音楽の殿堂カーネギーホールでコンサートを成し遂げた感動の実話に基づくストーリー。

 関西お笑い界屈指の“おしどりコンビ”は、妻さゆりがお約束の「ボヨヨ~ン!」で登場。夫かつみが「ボクは家では下僕。『顔ばれるから』って買い物行かされるんやけど…オレもそうやって!」とやれば、さゆりも負けじと「でも料理はしますよ。野菜切って、おだしに放り込んで…ただの鍋やん!」。2人そろってのノリツッコミで場内の爆笑を誘った。

 しかし、この日はお笑いだけではなかった。さゆりが病気で入院した時の秘話を「2人でやっと仕事が来るようになった頃だったので、入院も手術も怖くて嫌がってたら、かつみさんが真剣に怒ってくれました。『命より大事なもんはない。さゆりがいてくれたら、それだけでええ』って」と明かすと、場内は激しい拍手に包まれた。また音楽の映画にちなみ、さゆりが得意のピアノを披露。かつみは映画について「嫁の夢をかなえる。それもダンナの夢やないですか。嫁の喜ぶ顔見たら、うれしいですやん。だから、この映画の夫婦は、すごく幸せやなと思います」とPRしていた。