乃木坂46菅原咲月(18)が、今月からTBS系「ラヴィット!」(月~金曜午前8時)に金曜シーズンレギュラーとして出演している。上演中の舞台「乃木坂46“5期生”版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2024」ではセーラームーン/月野うさぎ役。高校卒業したばかりの新星が体感した“突き抜けた瞬間”とは。【横山慧】

笑顔でセーラームーンのポーズを決める乃木坂46菅原咲月(撮影・宮地輝)
笑顔でセーラームーンのポーズを決める乃木坂46菅原咲月(撮影・宮地輝)

■めちゃくちゃうれしい

乃木坂46では、昨年10月期に先輩の弓木奈於(25)が務めて以来の「ラヴィット!」シーズンレギュラー就任となった。「めっちゃうれしかったです。弓木さんからは『周りの方々がすごいから、頑張って。さっちゃんはそのままでいけば大丈夫』って背中を押されました」と明かした。

MCの川島明(45)からは初回放送前に年齢を聞かれ、「18歳か~全然見えない!」と田村真子アナウンサー(28)とともに驚かれたという。よく笑う明るい性格で、ビリビリイスなどの罰ゲームにも挑戦。「さっちゃん」の愛称で早くも親しまれている。

「おもしろい発言が四方八方から飛んで来るので、すごく楽しくてあっという間なんです。私は語彙(ごい)力がなくて『すごい』ばかり言っているんですけど、“ガヤ”だけはできるので、まずは“ガヤ”特化型でいきたいと思います」

26日には「ラヴィット!」出演後、「セーラームーン」出演のため東京・IMMシアターに向かう。もともと母親の影響でアニメ「セーラームーン」が大好き。「小さい頃からDVDとかで見ていました。自分もそうですし、母親もまさか娘がうさぎをやるなんて思ってもなくて、めちゃくちゃ喜んでくれました」と笑顔で明かした。

■「下手っぴ」吹っ切れ

乃木坂46の5期生が2組に分かれ、菅原は「STAR」チーム。「MOON」チームの井上和(19)とともにセーラームーンを演じる。舞台初出演での大役だ。「お芝居経験もほぼ素人。セリフを覚えていたときは、本当にステージ立てるのかな…? って思っていました。最初の稽古動画は本当に見返せないくらい、言葉を選ばずに言うと下手っぴでした」と苦笑した。

稽古開始から2週間ほどたったある日、タキシード仮面/地場衛を演じる天寿光希から「あなたはすごく素直に感じられる子だから、その感情を素直にお芝居に出してみな」と優しく助言されたという。「その次の稽古で、涙とか、そういう感情を1回オープンにして、全部さらけ出したんです」と回想した。

「そこから、何も怖がるものがなくなったというか。ためらいなくできるようになりました。うさぎは感情の起伏が激しいので、どうやって追いつけばいいのか考えていたんですけど、1回ゾーンに入ると、気づいたら素直に泣いていて。気づいたら切り替えていたんです。それが自分の中ですごく大きかったです」

29日の千秋楽公演は2チームとも生配信する。「目をかっ開いて見てほしいです!」とアピールした。

笑顔で「ラヴィット!」ポーズをする乃木坂46菅原咲月(撮影・宮地輝)
笑顔で「ラヴィット!」ポーズをする乃木坂46菅原咲月(撮影・宮地輝)

「3月に高校卒業して、4月の新生活でこれ以上ない良いスタートを切らせていただいていると思います。『ラヴィット!』で学んだことを自分たちの番組にも生かしていきたいですし、『セーラームーン』のおかげで苦手だと思っていたお芝居がすごく楽しくなったので、何事にもまず挑戦していきたいです!」

乃木坂46の新たなスター候補が、朝からポジティブに明るく輝く。

◆菅原咲月(すがわら・さつき)2005年(平17)10月31日、千葉県生まれ。22年2月加入、乃木坂46の5期生。愛称「さっちゃん」「小吉」など。157センチ。血液型A。