宮藤 現在「ゆとりですがなにか」のスペシャルドラマを制作中です。続編というのは苦手なのですが、彼らのような、定点観測に向いているキャラクターならば、時々思い出してみるのも悪くないかなと思い、さしあたって1年後の彼らの成長や後退を描こうと思っています。

 岡田 今回スペシャルドラマが決まりました。本当にこんなにうれしいことはありません。ゆとり世代とくくられることに反発しながら、自分の道筋を迷いながら探している、正和、山路、まりぶの3人を、そして茜ちゃんをまた見ていただきたいですし、本当に僕自身、正和を演じられることが何よりうれしいです。連続ドラマの時より成長した正和を、みんなを見せられるように、宮藤さんの脚本を監督をはじめスタッフみんなで頑張って撮影しています。桃李くん、柳楽くん、安藤さんとは、このドラマが終わっても、つながりが出来ていて、またドラマの続きができることという話を聞いたときは4人で本当に喜びました。またゆとり世代の力を見せつけられるように頑張りたいです!スペシャルドラマ「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」、ぜひご覧ください!

 松坂 「ゆとりですがなにか」の続編を撮影する事が決まり、うれしいがとどまることを知りません。また、坂間くんやまりぶ、茜ちゃん、ゆとりのメンバーと再会できたこと、そしてメガネが本体の山ちゃんをもう一度やれること、幸せです。もう1度同じ役を演じるプレッシャーもありますが、全力で山ちゃん、そして「ゆとりですがなにか」に取り組んでいきたいと思います。

 柳楽 去年の最終回から、1年後を描いた内容でゆとりブラザーズが帰ってきます。シリーズ化してくれないかなぁなんて妄想をしてしまうくらい、今回もゆとりたちが一生懸命生きています!歳を1年重ねたゆとりブラザーズを、お楽しみに!

 安藤 今までは「ゆとりですが?」と、ちょっとキレ気味だった後輩が、「ゆとり万歳」というようになりました。いろんなところで「自分ゆとりなんッス!」と、とってもうれしそうに話しかけられることが増えました。ゆとりのマインドが変わってる!!と、エンターテインメントが、とても、おっきなものを動かしてるのを目の当たりにしました。すごい作品に関われた事を、心から光栄に思います。浮かれてしまうくらい楽しく、押しつぶされるくらい緊張感のある「ゆとりですがなにか」の現場。個性豊かなキャラクターたちのその後の成長を感じたり、みんな生きてたんだなあーって体を通して再会するのが、ものすごく不思議な感覚です。もう既に、またいつかやりたいって欲が出てきてしまっています。また会えますように!