日本テレビ系で16年4月から6月に放送された、宮藤官九郎氏(46)脚本の連続ドラマ「ゆとりですがなにか」のスペシャルドラマが、17年夏に放送されることが14日、同局から発表された。

 タイトルは「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」。2時間ドラマになる予定で、水田伸生氏が演出する。宮藤はこの日、「芸術選奨 放送部門 文部科学大臣賞」を受賞し、その席上で制作を明らかにした。

 連ドラでは、岡田将生演じる主人公・坂間正和と、安藤サクラ演じる恋人の宮下茜が、紆余(うよ)曲折を経て結婚式を迎え、祝福ムードの中、登場人物たちが、それぞれの未来へ踏み出したところで最終回を迎えた。

 スペシャルドラマは、連ドラから1年後の、登場人物たちの人生を描く。見どころは

 (1)脱サラした正和は、念願の第一子が誕生した兄とともに、亡き父が残した酒蔵を切り盛りできるのか?

 (2)童貞卒業ならなかった坂間の友人・山路一豊(松坂桃李)に、いよいよ春は来るのか?

 (3)1浪目にして悲願の大学合格を果たした、元おっぱいパブの客引き・道上まりぶ(柳楽優弥)の今は?

 (4)鬼嫁の気配が漂う茜が、旦那の正和に隠しているある秘密とは?

 宮藤と主要キャストは、同局を通じてコメントを発表した。