1月スタートの連続ドラマ、日本テレビ系「スーパーサラリーマン左江内氏」(土曜午後9時)の18日最終話の平均視聴率が10・5%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べでわかった。全話通しての最高は初回の12・9%で、最低が第8話の6・3%だった。 

 本作は1977年から78年にかけて連載されていた藤子・F・不二雄原作の「中年スーパーマン左江内氏」をドラマ化。堤真一(52)演じるパッとしない中年サラリーマンが、謎の男からスーパースーツを受け取ったことによって、しぶしぶ世界の平和を守ることになる姿をコミカルに描く。

 脚本・演出を手がけるのは「勇者ヨシヒコ」シリーズなどで注目を集める福田雄一氏。毎回違うキャラを演じた佐藤二朗のアドリブ演技や、エンディングのキャスト陣のキレキレダンスも話題となった。

 最終話は、左江内(堤真一)は、これ以上ヒーローを続けるのは荷が重いと老人(笹野高史)に告白してスーパースーツを返却する。いつもの日常が戻り、会社に出社する左江内。すると、自分の席に見知らぬ男が。それは、いつも様々な職種で左江内の前に現れていた謎の男・米倉(佐藤二朗)だった。左江内が米倉に詰め寄ると、営業三課の全員が左江内にむかって「うちの係長はずっとこの米倉ですよ」と言い始める。そんな中、温泉旅行に出かけた円子(小泉今日子)のバスがジャックされてしまう。バスジャック犯(菅田将暉)は円子ら乗客に銃を突き付け、立てこもる。もうヒーローではない左江内はどう立ち向かうのか、という内容だった。