米俳優エディ・マーフィ(56)の兄でコメディアンのチャーリー・マーフィさんが12日、白血病のため亡くなった。57歳だった。

 「チャーリーは家族を愛と笑いで満たしてくれました。彼の存在を恋しく思わない日はないでしょう。たくさんのお悔やみと祈りに感謝します」と、エディは家族を代表して声明を発表した。かねてより白血病と闘っていたチャーリーさんは、ニューヨークの病院で息を引き取ったという。チャーリーさんは09年に妻を子宮頸がんで失い、シングルファザーとして2人の子供を育てていた。

 俳優としても数多くの映画やテレビにも出演しており、エディ主演の映画 

「マッド・ファット・ワイフ」(07年)や「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」(95年)では脚本も手掛けている。その才能は誰もが認めるところで、多くの著名人が追悼のコメントを寄せている。クリス・ロックは、「最高に面白い本物のブラザーの1人を失った」とツイート。アイス・キューブは初監督作「ザ・プレイヤーズ・クラブ」(98年)に出演したチャーリーさんに対し、「若い監督に賭けてくれ、いつも私を笑わせてくれた」とツイッターに投稿した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)