NHK定例放送総局長会見が19日、都内の同局で行われ、木田幸紀放送総局長が、平均視聴率が20%に届く日が少ない連続テレビ小説「ひよっこ」について、火山をたとえに今後に期待を寄せた。

 木田氏は「火山のマグマだまりに、マグマがだんだん詰まっていて、ぶつぶつとして、いずれ噴火する機会をうかがっているのが今。大噴火することを期待している」と語った。前作「べっぴんさん」は終盤、20%を下回るケースが続いた。木田氏は朝ドラは前作の視聴率の影響を受けることがはっきりしていると説明し、同時に「ひよっこ」は「視聴者には好評という手応えはある」と期待した。

 また、木田氏は、現役引退を発表したフィギュアスケートの浅田真央さん(26)の平昌五輪でのキャスター起用の可能性にも言及。「心からお疲れさまと申し上げたい」とねぎらうと、NHK杯をはじめ、さまざま取り上げさせていただいたとし「これからも機会があれば、ぜひご出演いただきたい」と語った。一方で、五輪キャスターの可能性には「僕のところではまだ聞いていない」と具体的な動きはまだないとした。