テレビ朝日の女性記者の告発によって辞任に追い込まれた財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題について、テレビ朝日報道局コメンテーター室解説委員の玉川徹氏(55)は女性記者の行動を「正しかった」と評価した。

 19日放送の同局系「羽鳥慎一モーニングショー」は、テレ朝女性記者が福田氏からセクハラ被害を受け、録音していたと発表した同社の会見の模様を伝えた。

 玉川氏は、取材で知り得た情報を第三者である週刊新潮にわたした女性記者の行為について「公益通報だったんだろうと思う。会社に上げても上に上がらない、と。本当は我々は伝えるべきメディアだから、これはテレビ朝日で伝えなければいけなかったんだと思います。だけど彼女はそれを伝えることができないと考えて、きっと正義感と良心から週刊新潮に持ち込まざるを得なかったんだと思う」と私見を述べ、「彼女がやったことは正しかった」と言い切った。