尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(71)が、日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)と井上奨コーチ(30)が行った会見の内容に「恥ずかし過ぎる!」と不快感をあらわにし、辞職すべきとの考えを示した。

 尾木氏は24日、「これは恥ずかしい!学生の方が大人ーー」のタイトルでブログを更新。日大選手が悪質な反則で関西学院大の選手を負傷させた問題について内田前監督らが行った会見に「『なにこれ?! 恥ずかし過ぎる!』って思いました」と率直な感想をつづった。

 日大選手が22日に行った会見と比較し、「加害学生の単独記者会見の顔出し堂々とした潔い謝罪会見に比べると なんて白々しくも、隠し通そうとする恥ずかしい会見であったことでしょうか、見ていて1人の大人として1人の大学人として、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました!全国の子どもたちに見せたくない嘘が通る政治家や大人たちのズル賢い姿そのものでした!」と批判した。

 内田前監督は会見で、反則行為の指示を否定。日大常務理事の役職については一時停止して謹慎するとしたが、尾木氏は納得せず、「一時謹慎ではなく、スッキリ理事も完全に辞めることが最後の日大への奉仕、すべてのアメフト部員、教育界全体への償いではないのでしょうか?独裁者 専制者の顔は二度と見たくありませんから」と厳しい言葉で非難した。

 さらに辞任する意向を示した井上コーチについても「すぐにコーチを辞め 二度と如何なる立場でも子ども青年・学生の前には姿を見せないでいただきたい」とした。

 また今回の記者会見では、司会を務めた日大広報部の職員が何度も会見を打ち切ろうとして、報道陣と衝突する場面があった。この対応についても尾木氏は「会場司会の広報担当者は最悪!! 広報への期待は完全に失いました あんな広報の大学あるなんてーびっくりです」と不信感をあらわに。日大の学生に同情し「めげないでくださいね!」と呼びかけた。