漫画家でイラストレーターの、きくちゆうき氏が22日午前10時19分からツイッターを連続で更新し、20日午後7時20分に「100日後に死ぬワニ」最終回を更新直後に、相次いで発表された書籍化、映画化、グッズ発売などの展開について説明した。

きくち氏は「1人1人と話をして、自分なりにしっかり見極め、信じて、この人になら任せてみてもいいかな、と思った結果が『今』に繋がっています。」と説明した。

きくち氏は、「日数が経つにつれて、ほんとに色んな方面から話しが来てました、作品のラストも見ずに。それこと、ラストを期待して無責任に。」と、連載途中の段階で、さまざまな方面から話があったことを明らかにした。

その上で、先のツイートで「始めた時から漫画のラストは決めていました。」と当初から思い描いていたラストを「爆弾口に突っ込んで地球もろとも大爆発で終わらせようかなとも思いました。(絶対にしないけど!)」(コメントは原文のまま)と考えるほど、思いを巡らせていたことを吐露した。

「100日後に死ぬワニ」は20日午後7時20分に最終回が更新された後、「ワニ」にちなみ同8時2分(ワニ時)にアニメ映画化と書籍化が発表された。

さらに東京・渋谷、名古屋、大阪・梅田のロフトで、21日から「ワニ追悼ショップ」がオープンすること、大手通販サイト「楽天」で「100ワニコレクション」と題し、グッズが販売され始めた。

ツイッターで19年12月19日から毎日、コツコツと更新されてきた漫画を応援したファンの中からは、一気に商業路線に展開したことに対し、疑問や失望の声が出ていた。また、大手広告会社との関係性などを指摘する声も上がっていた。22日午前10時2分から同23分まで6回、投稿されたツイートは、そうした声に対し、きくち氏が自らの言葉で回答したものとみられる。

きくち氏のツイートに対し、ツイッターユーザーからは「楽しませていただいたから、それでいい」「才能がお金になったのだから、胸を張って良い」「信じた人と歩めば良い」などの前向きな反応から「1番、もうかるところを選んだのか。今のうちに稼げば良い」「いらないアンチが出たから、1人で終わらせても良かった」などと、さまざまな声が寄せられた。