人気シェフ、鳥羽周作氏(45)との“ダブル不倫疑惑”を報じられた女優広末涼子(42)が14日、鳥羽氏との不倫を認め、謝罪文書を発表した。鳥羽氏も広末との関係を認め、所属事務所は広末の無期限謹慎処分を発表した。出演CMは公式サイトから続々と削除され、女性誌の連載も休止に。不倫騒動は仕事に大打撃を与えた。

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広末の無期限謹慎を受けて、報道翌日の8日にCM動画などを削除したキリンホールディングスに続き、CMやイメージキャラクターに起用する3社が14日、公式サイトなどから写真、動画を削除した。昨年12月に新イメージキャラクターに起用し、1月から全国でCMを放送した日本和装ホールディングスは「顧客や世の中への影響が甚大だと判断し、取り下げることを決定」と説明した。

3月24日から放送のジーンズ「EDWIN503」の新CMに起用したエドウィンも「しかるべき対応を進めている最中。事務所側の無期限謹慎処分の発表を受け今後、契約内容の協議を行います」。AI契約書審査プラットフォームを提供する、リーガルオンテクノロジーズは「報道を含め総合的に判断。広告の契約については今後、検討致します」と説明した。

広告代理店関係者によると、損害賠償や違約金などは契約内容にもよるが、残りの契約期間を元に算出されるケースが多いという。基本的に出演料は前金で支払われており、契約の残り期間分と対応などに要した実費を返金するような形になるという。過去の例からも、今回は件数も多く、億単位に及ぶ可能性がある。

また、広末が21年12月から連載「毎日が3兄弟ママで、女優。」を掲載していた女性ファッション誌「STORY」を出版する光文社広報室は「連載エッセーは休止といたします」と回答。今後については「未定です」と説明した。