香港メディアによると、スーダン西部ダルフール地方の人道問題に対する中国政府の姿勢を批判する講演を行うため香港国際空港に到着した米女優ミア・ファローに対し、香港の入管当局は1日、入境を許可した。

 ファローは、2日に香港で行われる北京五輪の聖火リレーを妨害しないように同空港で入管職員に求められ、これに応じた後、入境が認められたという。

 香港では、チベットや人権の問題への抗議活動に対する警戒から、人権活動家らの入境が相次いで拒否されており、当局がファローの入境を認めるかどうかが注目されていた。

 ファローはリレーに合わせて2日に香港外国記者クラブで講演する予定。