元交際相手の女性にストーカー行為を繰り返したとして落語家月亭可朝(本名鈴木傑)容疑者(70)が逮捕された事件で、可朝容疑者が女性の勤め先の会社に出した手紙やはがきに、同社の男性と交際しているなどと書いて中傷していたことが13日、淀川署の調べで分かった。

 同署は、嫉妬(しっと)が動機となった可能性もあるとみてストーカー行為の実態を調べている。同日、可朝容疑者を送検する。

 これまでの調べでは、可朝容疑者は4日から5日にかけ、かつて交際していた50代の女性の携帯電話に「よりを戻してくれ」と13回電話をかけ、勤務先の会社に女性を誹謗(ひぼう)中傷する手紙やはがきを送った疑い。女性は数日後に退社した。

 可朝容疑者は女性が別れ話を切り出した7月以降、たびたび復縁を迫る電話をかけており、淀川署は8月2日につきまといをやめるよう通告。その後も電話したり、はがきを出したりしたため逮捕に踏み切った。