NHK大河ドラマ「篤姫」が27日、東京・渋谷の同局でクランクアップを迎えた。最後に篤姫が亡くなるシーンを撮り終えると、主演の宮崎あおい(22)は「1年2カ月間、篤姫を生きることができて、本当に幸せでした」と号泣した。

 放送ではすでに死去した夫の徳川家定役の堺雅人(34)が、サプライズで花束贈呈に現れると、宮崎は感激のあまりに泣き崩れた。「堺さんとは強烈な出会いだったのですが、今はもう亡くなっているので、こうして生きてくれているだけでうれしい…。台本に『好き』と書いてあるから、好きになったのではなくて、自然な感情で、私自身が堺さんを好きになったんです。大好きです」。報道陣から「だんなさん(高岡蒼甫=26)が聞いたら驚きますね?」と返されると、照れ笑いした。