NHKは28日、放送中の大河ドラマ「天地人」で長沢まさみが演じる役の設定を、原作に従って真田幸村の妹から姉に変更したと発表した。大河ドラマの放送開始後に、主要キャストの設定が変わるのは異例。

 NHKによると、25日の放送で、長沢が演じる初音が、織田信長が上杉謙信の元に送った使者として登場。初音は架空の人物だが、主人公の直江兼続と幸村の年齢差を考えると、初音は当時、10歳未満になり、視聴者から「年齢の設定がおかしい」などの指摘があった。

 NHKは28日からホームページの人物説明も変更。NHK広報局は「ドラマをより盛り上げようと思って原作の設定を変えたが、視聴者の混乱を避ける意味で原作通りにすることにした」としている。

 [2009年1月28日19時56分]ソーシャルブックマーク