日本テレビの報道番組「真相報道バンキシャ!」による岐阜県の裏金をめぐる虚偽証言報道で、久保伸太郎前社長の引責辞任を受けて社長を兼務することになった細川知正会長は30日の定例会見で「社の目標として信頼性の向上を掲げてきたので、非常に残念。(これからは)この部分に特に意を注ぎたい」と述べた。

 同番組の今後については「今回、重大ミスがあったが、番組自体はこれまで高い評価をもらっている。名誉回復は番組で図りたい」と述べ、当面は存続させるとの意向を示した。

 この問題をめぐっては放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)が調査中で、その結果が出てから、打ち切るかどうか最終的に判断するという。

 [2009年3月30日17時57分]ソーシャルブックマーク